大学在学中に両親の離婚や、父との死別など不幸が重なり、陸上競技を続けることが
経済的に困難となるが、2000年シドニーオリンピック代表入りし、陸連強化指定選手となり競技を続ける。練習時間を確保するため、深夜まで居酒屋の皿洗いのアルバイトをする等、苦境を乗り越えた末にオリンピック代表を勝ち取った。
短距離走の選手として、日本人初の200mでの世界選手権銅メダル獲得や、北京オリンピックでの4×100mリレー銀メダル獲得など、数々の実績を残した。
常に限界に挑戦し、スポーツの新たな可能性を追求するその姿勢は、多くの人に勇気と感動を与えている。
1999年 アジアジュニア陸上競技選手権大会で4×100mリレーで金メダルを獲得。
2000年 シドニーオリンピックに出場し、男子200mで準決勝進出。
2001年 日本選手権で200m優勝。世界陸上選手権では男子200m準決勝進出。
2003年 世界陸上パリ大会で男子200m銅メダルを獲得。日本短距離界初の
メダルを獲得。日本選手権では100mと200mで優勝。
2006年 アジア大会で男子200m金メダルを獲得し、2連覇を達成。
2008年 北京オリンピック男子4×100mリレーで銀メダル
2011年 3年ぶりにレースに復帰。
2015年 プロ陸上選手として独立。
一般向けのランニングクラブEAGLERUNの発起人として、現在は、
世代、経験の有無を問わない誰もが参加できるクラブで、自身も所属のプロ陸上選手として活動し、教育や地域域貢献にも力を入れている。
[自己ベスト]
100m : 10/03 (2003年5月 水戸国際) 日本歴代4位
200m : 20:03 (2003年6月 日本選手権) 日本記録