水ケーション~森と水の授業~

「笑顔」と「感謝」の気持ちをもっとたくさんの人に届けたい。

by Tomoko Hagiwara

水ケーションとは

水を通じてCommunication(通じ合う)Education(教育)

大切な水を生む森についての授業。
産業カウンセラーで森林セラピストの小野なぎさ先生に
「感謝の気持ちを学ぶ?森と人のつながり」と題して、
森の大切さや森の役割について教えていただきます。
実際の木を触ったり、香りを嗅いだり、目を閉じて森の音を聴いたり、
五感を使っての楽しい授業です。
水の大切さを学んだ後は、場所をプールに移し、
萩原智子が「水に感謝する」 という話や、
プールで水に対する思いを伝え、水泳教室を行います。

笑顔プロジェクト 『感謝』と『笑顔』

感謝の気持ちを学ぶ「森と水の授業」

森の大切さ森の役割水に対する意識

森はあたりまえにあるわけではなく、育てる人が
いるから美しい森がある。そして、そんな森があるから
美味しいお水が飲めて遊べる川があって、プールがあり、
水泳をすることができる。

水に感謝して泳ぐ笑顔の「水泳教室」

心身の健康づくり笑顔の増える水泳教室楽しく水泳を学ぶ

「水泳」は「水」が無ければ行えないスポーツ。
蛇口をひねれば出てくる「水」は当たり前ではなく
ありがたいこと。「水」の大切さを知り、感謝の
気持ちを持って水泳をする。

水の大切さ,名水を育む森林や環境の尊さについて考えさせ,普段あたりまえに感じている身近な自然に感謝する心を育てる。

萩原智子の“水”への想い 「水泳」を通じ水の豊かさに感謝する

21年間、水泳と共に歩み、その水泳を通じて学んだ様々な経験は、
私を大きく成長させてくれました。
自分に負けない克己心、自身を信じる強い覚悟、
新しいことへのチャレンジ、人との出会い、
そしてたくさんの笑顔に出会い、そのパワーと勇気に励まされ、
ここまで辿り着きました。
私の周りには、常に水がありました。
しかし登山に出掛けた際に気付いたのです。
「飲み水がなければ、泳ぐことはできない」。
水泳は豊かさの象徴であり、幸せなのだと。
そのことに気が付いた今、改めて「水の存在」を皆さんに伝え、
「感謝」の気持ちを共有したいと心から願っています。

小野なぎさの“森”への想い 森の恵みと自然のリズムが健全な心身を育む

人は森に入ると心が安らぎ、優しい気持ちになります。
10年間仕事を通じたくさんの人を森へ誘い、学んだことは、
人間は森へ身を委ねると本来人間の持つ感覚を取り戻し、
こころやからだの調子が整うということ。
それは、人も自然の一部であり自然のリズムで生きているから。
物が溢れ便利な時代を生きる中で、
森からの恵みや森とふれあう心地よい感覚を通して、森があること、
健康な身体で元気に生きていることに感謝の気持ちを持っていただけるよう、
この活動を通じて伝えていきたいと思っています。

皆様からの感想

  • 高知県須崎市
    主催:須崎市教育委員会・生涯学習課さま
    主催者さまの感想
    2校とも新荘川の清流を守る活動も行っており、森と水の大切さを専門家からお聞きすることができ大変良かったです。また、プールに関しても普段接することのないトップアスリートからの指導を受け、生徒のみならず先生も良い刺激を受けました。
  • 福島県郡山市湖南町
    主催:株式会社東邦銀行さま
    参加者の感想
    開催後の水泳の授業でも、オリンピック選手への憧れもあって、きれいなフォームで泳ごうと意識するようになりました。また、身近にある自然について、新たな目線で接するようになり、樹種などにも興味を持つようになりました。
  • 和歌山県和歌山市
    主催:公益社団法人 和歌山県体育協会
    主催者さまの感想
    年をとるにつれ、『感謝』『思いやり』という意味の重さ感じますが、「水ケーション」の経験は、子ども達の競技力向上だけでなく人間形成に通じる貴重な時間だったと思います。

授業風景

講師プロフィール

1980年、山梨県甲府市出身 中学3年生時に、海外遠征カナダ選手権200m背泳ぎで、当時、日本歴代2位となる日本中学新記録樹立。高校インターハイでは、200m背泳ぎで、3連覇達成。
同年アジア競技大会では、個人、リレー種目で、3個の金メダルを獲得。
2000年シドニー五輪、200m背泳ぎ4位、200m個人メドレー8位入賞。
2002年日本選手権では、100m、200m自由形、200m背泳ぎ、200m個人メドレーで史上初の4冠達成。「ハギトモ」の愛称で親しまれ、2004年現役引退。
5年の歳月を経て、2009年現役復帰宣言。復帰レースとなった新潟国民体育大会では大会新記録で優勝。翌年2010年には、30歳にして日本代表に返り咲いた。
同年、ワールドカップ東京大会で50m自由形、100m個人メドレーで、短水路日本新記録を樹立。順調な仕上がりを見せていた矢先、五輪前年である2011年4月に、子宮内膜症・卵巣のう腫と診断され、手術。手術後は精力的にリハビリに励み、レース復帰。
2012年2月のJAPAN OPENでは、50m自由形で短水路日本記録を樹立。
4月に行われたロンドン五輪代表選考会ではレベルが上がってきた女子自由形で、堂々と決勝に残り、意地を見せた。2013年6月、日本水泳連盟理事に就任。
現在はテレビ出演や水泳教室、講演活動など多岐に渡る活動を行っている。

1983年、東京都出身。 2006年、東京農業大学・地域環境科学部・森林総合科学科卒業。
在学中、心の健康と森の癒し効果に興味を持ち、働く人を対象とした研究を始める。
卒業後は企業のメンタルヘルス対策を支援する会社へ入社し、森林を活用した研修開発など多くの企業研修を実施する。

認定産業カウンセラー・森林セラピストの資格を取得。
在職中は中国事業の立ち上げにも関わり様々なシーンにおける労働者の心の問題に触れ、心と自然の可能性を改めて感じ、地域と企業を結ぶコンサルティング活動を行う。
2011年、心の病の現状を知るべく都内心療内科にてカウンセラーとして勤めながら、森林セラピストとして企業研修や地域の支援を行う。
2012年、株式会社グリーンドックに属し「保健農園ホテル フフ山梨」のプロジェクトマネ―ジャーとしてホテルの立ち上げ 兼 森林セラピストとして活動を行う。
2015年、一般社団法人森と未来を設立 代表理事に就任。森と人の共生を目指し、国内外の地方自治体と共に森林資源を活用した観光商品づくりや人材育成を行う。
現在は、森で過ごす時間(TIME FOREST)をテーマに、企業研修や講演、執筆活動など幅広く活動を行っている。